概要
Encounter Profile
地域
フィリピン・マニラ
相手
約2年間連絡を続けてきた大学生
関係
今回が初対面
デート費用
9,460ペソ(ホテル代を除く)
滞在期間
金曜日の夜から木曜日の朝まで(途中、月曜日の夜に一度帰宅)
SEX
合計8回。最終日は大喧嘩となり、性行為はしていない
正直、彼女の身体は今でもエロいと思う。
でも、火曜日の夜はほとんど興奮しなかった。
金曜日の夜から月曜日に帰るまでに、SEXは7回している。
身体の調子だけが理由ではない。
数日間一緒に過ごすなかで見えてきた彼女の嫌な部分を、ベッドの上でも考えてしまったからだ。
彼女の目を見て話すこともできなかった。
途中で完全に萎えてしまい、「もう身体が痛い」と伝えて諦めてもらった。
彼女が寝たあと、涙が出た。
立たなかったことが悲しかったわけではない。
2年間連絡を続け、ようやく会えた彼女を、いつの間にか嫌いになりかけていることが悲しかった。

2年間連絡した彼女と、マニラで初めて会った
彼女とは、実際に会うまで約2年間連絡を続けていた。
オンラインで話している間から、恋人や結婚についての話は多かった。
それでも、文字と通話だけでは分からないことがある。今回マニラを訪れ、初めて同じ場所で何日も一緒に過ごすことになった。
金曜日の夜に合流し、イタリア料理を食べ、SMモールへ行った。
この日の食事代は1,100ペソ。
SMモールまでの往復移動費は約300ペソだった。
会えた直後は、性格が合うかどうかより、2年間画面の向こうにいた人が本当に目の前にいることの方が大きかった。
土曜日、100ペソの浴衣を着た彼女が可愛かった
土曜日はGALA Food Parkへ行った。
そこで彼女が「浴衣を着て写真を撮りたい」と言った。
レンタル料金は100ペソ。
今回、彼女が僕にねだったものらしいものは、結局この浴衣くらいだった。

浴衣を着た彼女の写真を撮る時間は、素直に楽しかった。
普段はSEXや結婚について真っすぐ話す彼女から、可愛い服を着て写真を残したいという、年相応の女の子らしい一面が見えた。
彼女は、自分だけを撮ってほしいわけでもなかった。
GALA Food Parkでも、その後に行ったミュージアムでも、僕のスマホやカメラを受け取り、僕の写真を撮ろうとする。
理由を聞くと、彼女は「思い出だから」と答えた。
一緒にいた時間を、僕の側にも残そうとしてくれる。
そういう優しさは確かにあった。
この日はカフェで550ペソ、昼の日本食で980ペソ、夜のジョリビーで790ペソを使った。
高価な物を欲しがることも、高級店へ行きたいと言うこともない。
フィリピンで外国人男性と会う女性に対して、金銭目的ではないかと警戒する人もいると思う。
しかし、少なくとも今回の彼女からは、そのような印象を受けなかった。

日曜日はチャイナタウンとミュージアムへ
日曜日はチャイナタウンへ向かった。
移動に160ペソ、カフェで650ペソ、昼の中華料理で970ペソ。
その後、ミュージアムへの移動に290ペソ、ホテルまでの移動に620ペソを使った。
夜は何も食べなかった。
彼女と外を歩き、一緒に食べ、写真を撮る時間は楽しかった。
ただ、長く一緒にいるほど、少しずつ違和感も増えていった。


外へ出ても、30分ほどでホテルへ帰りたがる
彼女はかなりインドアだった。
外へデートに出ても、30分ほどするとホテルへ帰りたいと言う。
部屋へ戻れば、今度は何度も「SEXしたい」と言ってくる。
金曜日から月曜日に帰るまでに7回。僕が「もうできない」と伝えても、彼女はまだしたがった。
性欲が強い女性と会うこと自体は嫌ではない。
最初はむしろ嬉しかった。
しかし、こちらが疲れていると伝えても要求が続くと、嬉しさより負担の方が大きくなっていった。
男性にも、できないときや、したくないときはある。
彼女が悪意を持って強要していたとは思わない。
自分の気持ちに、あまりにも正直だったのだと思う。
ただ、その正直さが僕の状態を確認しないまま向けられることに疲れた。


ホテルの部屋なのに、立つたびに「どこへ行くの?」
外出が少なければ、ホテルでゆっくり休めると思うかもしれない。
実際は、部屋にいても一人になれる時間はほとんどなかった。
トイレへ行こうと立ち上がると、彼女はすぐに聞く。
「Where are you going?」
水を取りに立ち上がっても、また同じ質問が来る。
ホテルの部屋である。
直線上には、ほぼトイレしかない。
突然フィリピンから脱出できるような広さでもない。
それでも、席を立つたびに行き先を確認された。
トイレに入ったあとも終わらない。
扉の前から「What are you doing?」と聞かれる。
無視しても繰り返すので、最後は扉越しに「Poo!」と怒鳴った。
ようやく静かになったと思ったら、今度はInstagramに「大丈夫?」と連絡が来ていた。
大丈夫である。
ただ、うんこをしているだけだ。
可愛い彼女と一緒にいるはずなのに、僕が欲しくなったのは、誰にも話しかけられずにうんこができる時間だった。
スマホを触るために「仕事」と嘘をついた
僕は一人で静かに過ごす時間が必要なタイプだ。
同じ部屋にいても、それぞれがスマホを見たり、何も話さずに過ごしたりできれば問題はない。
しかし彼女は、常に僕を見て、話しかけてくる。
普通にスマホを触っているだけでも、彼女の注意がこちらへ向く。
「少し一人で過ごしたい」では納得してもらえない。
仕事だと言えば、ようやくスマホを触れる。
そのため僕は、仕事がないときまで「仕事をしないといけない」と嘘をつくようになった。
恋人でもない相手と一緒にいるために、一人になる理由を作らなければならない。
その時点で、性格が合っていないことは十分に表れていたのだと思う。
英語が分からないと知っていても、翻訳を使わない
僕が英語を十分に話せないことは、彼女も昔から知っている。
大事な話は翻訳を使ってほしいと伝えてきた。
それでも彼女は翻訳を使わず、僕が理解できているかを確認しないまま、英語で話し続ける。
最初は必死に聞こうとした。
しかし、長い英語を一方的に話されても理解できない。
次第に聞くこと自体を諦め、無視するようになった。
彼女は僕の目を見て話している。
でも、僕は彼女の目を見られない。
言葉が分からないからだけではない。
僕に伝えようとしているというより、自分が話したいことを話し続けているように感じたからだ。
2時間の映画をショート動画のように見る彼女
一緒にNetflixで、2時間ほどの映画を見たときにも世代差を感じた。
彼女は、まず結末まで早送りして最後を確認した。
それから冒頭へ戻り、30秒ほど見たら5分飛ばす。
それを繰り返し、2時間の映画をショート動画のように見ていく。
僕はあまりの見方に唖然として、何も言えなかった。
これが現代の若者なのか、それとも彼女が特殊なのかは分からない。
ただ、僕は映画を最初から最後まで見たかった。
考えてみれば、彼女は僕との関係でも似ていた。
一緒に過ごす時間を少しずつ重ねる前に、「日本に行く」「次に会うまで待てない」「大学を卒業したら結婚したい」と、先に結末へ進もうとする。
僕はまだ、この人と性格が合うのかを考えている途中だった。
彼女はすでに、物語の最後を見ていた。
自由なのに、何も自分で決めない
彼女は、自分の欲求にはとても素直だった。
会いたい。帰りたくない。SEXしたい。結婚したい。
一方で、具体的なことはほとんど僕に決めさせた。
何を食べるか。どこへ行くか。何時に帰ってほしいか。次は何時に来てほしいか。何泊してほしいか。
「あなたが決めて」と言われる。
一見すると、僕を尊重してくれているようにも見える。
しかし、すべてを決めるということは、すべての責任も引き受けるということだ。
帰る時間を決めれば、帰らせたのは僕。
泊まらないと決めれば、拒んだのも僕になる。
自由なのに、決断はしない。
そのアンバランスさが、一緒にいて最も疲れる部分だった。
月曜日の夜、ようやく一人になった
月曜日の昼はマクドナルドで485ペソを使った。
夜になると、彼女は学校があるため一度帰ることになった。
帰りのタクシー代は650ペソだった。
その前に彼女から、「火曜日の夜も来ていい?」と聞かれた。
質問の形ではあったが、断れば傷つくことが分かる空気だった。
本当は一人で休みたかったが、僕は来ることを許可した。
彼女が帰ったあと、熱が出た。
薬局へ行って薬を買い、一人で静かに休んだ。
金曜日からほとんど休む暇もなく、身体が限界だったのかもしれない。
月曜日の夜から火曜日の夜まで、一人でいられたのは24時間にも満たなかった。
それでも、その時間がとても心地よかった。
寂しいとは思わなかった。
ようやく何も説明せず、何も決めず、誰にも見られずに過ごせることに安心していた。

火曜日、再び会った瞬間から疲れてしまった
火曜日の夜、彼女は再び会いに来た。
僕の顔を見ると、「元気そう。私に心配してほしくて、熱があると嘘をついたんでしょ」と言った。
本当に熱は出ていたし、薬も買った。
それでも回復した僕を見て、彼女は嘘だったと判断した。
心配されなかったことより、自分の体調まで説明して納得させなければならないことに疲れた。
会ってすぐ、また「SEXしたい」が始まった。
さらに彼女は、数分おきに同じことを聞いてきた。
「私の中に出した?」
「赤ちゃんがいる気がする」
出していないと答えても、3分ほどすると同じ質問が来る。
冗談で「出した」と言えば、「いつ? いつ?」と始まる。
冗談だと訂正しても、また数分後には元へ戻った。
ホテルの中だけではない。
外でGrabを待っているときも、ペッパーランチで食事をしているときも、話題はSEXと妊娠のことばかりだった。
この日はSMモールまでの往復に約300ペソ、ペッパーランチで980ペソを使った。
彼女のGrabは使えるのに、「You can try」と言われた
帰りにGrabを呼ぼうとしたが、僕のSIMは通信が弱く、アプリを開けなかった。
彼女のSIMはつながっており、Grabも開いていた。
代わりに呼んでくれれば、それだけで終わる話だった。
しかし彼女は、「You can try」と言うだけだった。
結局、僕はその場で30分ほど電波の回復を待ち、自分のスマホからGrabを呼んだ。
彼女に優しさがないとは思わない。
僕の写真を「思い出だから」と残してくれる優しさはある。
でも、目の前で困っている僕に、実用的な手助けをする発想はなかった。
人は、優しいか自分勝手かのどちらかではない。
彼女の中には、その両方があった。
身体が先に「もう無理だ」と答えた
ホテルへ戻り、またSEXをしようとした。
しかし、ほとんど立たなかった。途中で中折れした。
理由は分かっている。
僕は、彼女の嫌なところばかりを考えていた。
彼女は僕の目を見ながら、自分の気持ちを話し続ける。僕は彼女の目を見ることができなかった。
身体が痛いと伝えて諦めてもらい、彼女にはそのまま寝てもらった。
そのあと、涙が出た。
なぜ彼女の嫌なところばかり見てしまうのか。
なぜ、きちんと向き合うことができないのか。
可愛いことも、身体が魅力的なことも変わっていない。
それでも、まったくと言っていいほど興奮しなかった。
身体は、僕が言葉にできなかった答えを先に出していた。

寝ている彼女に「愛してる」と伝えた
眠っている彼女を見ながら、僕は「愛してる」と伝えた。
愛情だったのか。
同情だったのか。彼女を嫌になりかけている自分への贖罪だったのか。自分でも分からない。
たぶん、その全部だった。
性格は合わない。
一人になりたい。それでも、木曜日の朝には別れなければならない彼女を、嫌いなまま眠りたくはなかった。
水曜日の朝、寝起きでもう一度SEXをした
水曜日の朝、寝起きで彼女ともう一度SEXをした。
金曜日から数えると8回目になる。
前夜はまったく興奮できなかったのに、朝には関係を持てた。
それで性格の不一致が解消したわけではないし、前夜の涙がなかったことになるわけでもない。
身体と感情は、いつも同じ答えを出すわけではないのだと思う。
朝は体調が悪いということで、デリバリーで薬を届けてもらった。
薬代は215ペソだった。
最後の夜はKFCを食べ、その後に大喧嘩になった
水曜日は、この旅行で彼女と過ごす最後の一日だった。
夜はKFCを食べた。料金は710ペソ。高級店へ行ったわけでも、最後だから特別なことをしたわけでもない。
数日間一緒に過ごした二人の最後の食事は、ごく普通のファストフードだった。
しかし、その後に大喧嘩になった。
ここまで僕は、彼女の行動に疲れていても、本音を正面から伝えずにいた。
一人になりたいときは「仕事がある」と嘘をつき、身体が反応しないときは「痛い」と説明した。
彼女を傷つけたくない気持ちもあったが、衝突から逃げていた部分もある。
溜め込んだ違和感を冷静に説明できないまま、最後は感情がぶつかった。
本当は聞きたいことがあった。
しかし、大喧嘩のあとに金の話を聞ける空気ではなかった。
その夜は性行為をしていない。
前夜までは、身体と感情が違う答えを出すこともあった。
しかし最後の夜は、どちらも同じだった。
もう無理だった。
木曜日の朝、510ペソのタクシーで彼女は帰った
木曜日の朝、彼女はホテルを出た。帰りのタクシー代は510ペソだった。
2年間連絡を続け、マニラで初めて会い、ほぼ5日間を同じ部屋で過ごした。
その終わりにあったのは、映画のような別れでも、次の約束でもなかった。
大喧嘩をしたあとの重い空気と、ホテルから遠ざかっていく一台の車だった。
会う前の僕は、2年間話してきたのだから、初対面でもある程度は分かり合えると思っていた。
しかし、画面越しに2年間話すことと、同じ空間で5日間生活することはまったく違った。
長く連絡した時間は、相手を知った証明にはならない。
実際に会わなければ分からないことがあり、長く一緒にいなければ見えないこともある。
5日間で使ったデート代は9,460ペソ
ホテル代を除き、金曜日から木曜日の朝までに使ったデート費用は、最終的に合計9,460ペソだった。
| 曜日 | 内容 | 小計 |
|---|---|---|
| 金曜日~水曜日朝 | 飲食、移動、浴衣レンタルなど | 8,240ペソ |
| 水曜日夜 | KFC | 710ペソ |
| 木曜日朝 | 帰りのタクシー | 510ペソ |
| 合計 | 9,460ペソ |
彼女は、高い物も高級な食事も求めなかった。
お金の面では、負担の大きい相手ではない。
僕が消耗した理由は、金額ではなく、距離の近さと性格の違いだった。
デート費用とマニラの賃金を比較する話は、別のルポ記事にまとめた。
ただし、大喧嘩で終わったため、彼女自身の生活費や金銭感覚は聞けなかった。
記事に使えるのは僕が実際に払った金額までであり、彼女がそれをどう感じていたかは推測しない。
可愛いと思った回数と、重いと思った回数がほとんど同じだった
彼女はサンリオが大好きで、可愛いものを好む。
感情表現も真っすぐだった。会いたい。帰りたくない。日本に行きたい。大学を卒業したら結婚したい。
そこまで好意を向けられれば、可愛いとは思う。
帰るときに泣きながら「帰りたくない」と言われると、自分と一緒にいたいと思ってくれることが嬉しくもなる。
でも、同じくらい重かった。
僕が一人になりたいと思うたびに、彼女を泣かせる側になってしまう。
会うことも、帰ってもらうことも、僕が悪者にならなければ選べないように感じた。
彼女は悪い人ではない。
高価な物をねだらず、僕の写真を撮り、二人の思い出を残そうとしてくれる。
女の子らしくて可愛いところも、優しいところもある。
ただ、彼女の自由さが相手の負担になることに、本人は気づいていないように見えた。
そして僕も、本音を伝える代わりに、仕事や体調を理由にして逃げていた。
彼女だけの問題ではない。断れば悲しませると思い、本当は嫌なのに受け入れ続けた僕にも原因がある。
結婚の話をする彼女と、うんこくらい一人でさせてほしいと思っている僕。
彼女が進みたい速度と、僕が進める速度は、あまりにも違っていた。
可愛いと思った回数と、重いと思った回数が、ほとんど同じだった。
僕たちは最後まで、相手が悪いのか、自分が悪いのかという単純な答えにはたどり着かなかった。
彼女は悪い人ではない。
僕の写真を撮り、思い出を残そうとしてくれた。
高価な物も要求しなかった。会えたことを心から喜び、帰りたくないと泣いた。
僕も彼女を嫌いになりたくなかった。だから本音を言わず、受け入れられるふりをした。しかし、それで優しくなれたわけではない。溜め込んだ結果、最後は大喧嘩になった。
可愛いと重いは同時に成立する。
愛情と息苦しさも、優しさと自分勝手さも、一人の人間の中に同時に存在する。
そして相手の好意を断れず、本音を隠す僕の弱さも、その関係を苦しくした。
2年間連絡を続けた女性と、5日間同じ時間を過ごした。
最後に残ったのは、恋人になれたという達成感ではない。
画面越しにどれだけ長く話しても、一緒に暮らせる相手かどうかは分からないという、当たり前で重い現実だった。
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